動画研修が注目を集める5つの理由

カテゴリ:
tag:
公開日:2018.12.3

新入社員に実務を学ばせるには、社内研修を行うことが一般的です。しかしその準備には多大な時間と労力が必要であるため、近年では動画を用いた研修が注目を集めています。動画研修では、一度動画を作成してしまえば繰り返し使用することが可能であるほか、分からないところを見返せるため理解度を深めることもできます。今回は、動画研修のメリットやサービス例について紹介していきます。

動画研修のメリット

記憶に残りやすい

文字だけの情報と比較すると、聴覚と視覚に同時に訴える映像を用いた動画の方が格段と記憶に残りやすく、教育的効果が高いと言えます。

一度作れば再利用できる

講師や場所の用意が必要不可欠なこれまでの研修とは異なり、研修が映像になっていれば、いつでもどこでも何度でも簡単に研修を実施することができます。特に事業所をいくつも持っているような企業にとって、これは大きなメリットとなるでしょう。ただしこのメリットは、一部の法律や税金の知識などの、頻繁に変更が生じる分野の研修である場合には限定的なものとなります。

退屈しにくい

講師が文字資料を基にひたすら話し続けるようなスタイルの研修では、途中で聞き手の集中力が途切れてしまうということがよくあります。しかし映像であれば、工夫次第で内容にメリハリをつけたり、ドラマなど注意を引くものを入れたりすることが容易にできるので、長時間の研修であってもしっかりとしたインプットを聞き手の社員に与えることができます。

理解しやすい

工場の機器やパソコンのアプリケーションの使用方法は、実際の作業の様子を映像で見せることで効率的な理解を促すことができます。また、学習者は分らない点があれば繰り返し見ることができるので、本人のペースで学ぶことができるというメリットもあります。

通常業務への影響を抑える

従来の研修、とりわけ機器等の使用方法の指導は、しばしば先任者が時間を取って彼らに教えるという形を取りますが、そうすると研修の間はスキルを持った先任者が他の作業に従事できません。映像であれば、先任者の時間を取ることなく作業の様子をわかりやすく伝えることができます。

関連記事:
内定者事前研修を実施する際の具体的な内容や注意点は?
業務改善助成金を活用して生産性を向上させましょう
あなたの会社のOJTは大丈夫?新人研修をうまく機能させるためのコツ
新時代の面接手法! 採用を効率化するオンライン面接とは

 

動画研修に関するサービス例

simpleshow

simpleshowは、ドイツ発祥の「解説動画」専門企業です。日本にも法人があり、社内向けか社外向けかどうかに関わらず、複雑なことをわかりやすく伝えるための映像を作成することに特化した企業です。

特に研修動画の作成において、行動を喚起させるためのストーリー構成作りにこだわっています。また、独自のイラストを利用することで映像の風化を防ぎ、必要最低限の情報がしっかり視聴者に伝わるように工夫しています。これらの知見は複雑なことをわかりやすく伝える解説動画を専門とする企業ならではあり、simpleshowは日本だけではなく世界中の企業から研修動画の依頼を受けています。

Dojo

研修や新入社員向けに使えるアプリケーションのマニュアル作成ツールです。具体的には、アプリケーションの動きを記録し、それを簡単に編集して出力するツールです。先輩社員が対象ソフトをいつも通り操作すると、Dojoは自動でその動きをキャプチャします。キャプチャは自由に編集することができ、編集の後に出来上がったものは、ExcelやWordなどの静的なファイルはもちろんHTML5やMP4など動的なファイルにも出力できます。アプリケーションの使い方を説明するための動画を簡単に作成できる点は非常に魅力的でしょう。自動音声でナレーションをつけることもでき、日本語以外の自動音声合成にも対応しています。

JEbooster

研修内容によっては会社ごとに教材を用意する必要はなく、すでに作成されている汎用性の高い映像を使うのもコストを削減する1つの方法です。JEboosterは日本能率協会(JMA)との提携のもと、職位や職級に合わせた研修、いわゆる階層別研修を動画ラーニングによって行うことを実現させました。

特筆すべきなのはそのコストの低さで、初期費用は0円です。さらに、1人あたり月額1,000円のみで利用することができます。また、各社ごとに必要な研修資料や映像もシステムに登録できるので、社員がシステムの行き来をすることなく1つのプラットフォーム上で研修を行うことができます。

TANREN

TANRENは、属人的になりやすい現場での技術・サービスの伝承をより客観的に行うためのツールです。研修対象者は設定された課題を、映像などの形で提出します。採点者はあらかじめ設けた細かい評価基準に応じて点数をつけ、具体的にどこを改善すればいいのか現場のスタッフに明確に示すことができます。もし再提出が必要な場合はシステム上で促すことができます。見本となる好事例を映像で共有する機能も有しており、良い現場スタッフの例を全体にわかりやすく広めて全体レベルの底上げをすることも可能です。

 

まとめ

映像による研修は多くのメリットがある一方で、映像を作ること自体に多くの手間とコストがかかります。だからと言って映像作りを諦めて、これまで通りの研修を続けるのではなく、動画研修のハードルを下げてくれるサービスを積極的に利用してみましょう。

こちらも読まれています:

この記事が気に入ったら いいね!しよう
somu-lierから最新の情報をお届けします

この記事に関連する記事