学習管理システムを導入して効果的な教育を実現しましょう

カテゴリ:コラム 投稿日: 2019.7.31 tag: ,

学習管理システムとは、新人研修や社員教育でe-ラーニングを用いる際に、教材の配布や進捗管理などを一元化できるプラットフォームのことを指します。学習管理システムはあらゆるデバイスで用いることができるため、受講者と指導者双方から時間と場所の拘束を軽減させることが可能です。今回は、学習管理システムの意義とメリット・デメリット、サービス事例について紹介していきます。

学習管理システムとは

学習管理システムとは、e-ラーニングを行う際に用いられる教材の配信、受講状況、成績分析などを統合して行うシステムのことです。英語での略称であるLMS(Learning Management System)と呼ばれることもあります。
近年では、社員への研修にe-ラーニングを活用する企業がますます増えています。場所や時間を選ばないe-ラーニングは、多様な働き方の社員がいる企業に特に適している方法ではありますが、効率的な実施とその効果の計測が常に課題になっています。学習管理システムは、現場の負担を減らしながらe-ラーニングを行うことを可能にし、さらにその学習効果の確認と改善を行っていくツールです。

 

学習管理システムのメリット

e-ラーニング導入コストの削減

e-ラーニングの導入に際して自社専用のシステムを開発するのは、多額のコストを要します。また、e-ラーニングのための教材開発を外部の企業に委託するにしても、相応のコストがかかってしまいます。多くの学習管理システムにはe-ラーニングがすぐに始められるような機能が一通り揃っており、さらには、ある程度の教材であれば自ら作成できる機能がついているものもあります。このような学習管理システムの豊富な機能を用いることで、e-ラーニング導入のコストや手間を大きく減らすことができます。

学習効果の確認と改善が可能

e-ラーニングを導入している企業が増えているといっても、その内実はただ社員に映像を視聴させているだけというケースは少なくありません。それも、部署や社員ごとの細かなカスタマイズはしていないという企業が多数派でしょう。学習管理システムを使えば、テストなどによって学習の効果を手軽に確認でき、どの社員がどの部分を理解していないのかを正確に把握することができます。また、これらのデータを用いて、教材の開発や、e-ラーニングに個々人に合わせたカスタマイズを施していくことも可能になります。

 

学習管理システムのデメリット

学習データの他社への流出の危険性

自社の外部の学習管理システムを用いる場合、場合によっては社外のデータベースやサーバーを用いることになります。この際に、そのサービス提供企業から社員の学習データや自社独自の教育コンテンツが流出してしまう可能性があります。他のサービスと同様に、セキュリティがしっかりしたサービスを選択するとともに、社員自身のIDとパスワード管理の徹底が必要です。
セキュリティ上の懸念が特にある場合は、相応のコストはかかりますが、自社で学習管理システムのためのサーバーを設置して、運用が自社内で完結するタイプのものを導入するのが望ましいでしょう。

 

代表的なサービス

SAP SuccessFactors

SAP SuccessFactorsは、ドイツに本社を置くソフトウェア企業SAPによるサービスで、人材管理についても幅広いシステムを提供しています。e-ラーニングだけではなく広範な人材管理に関する課題を解決したい場合、SAP SuccessFactorsは有力な選択肢のひとつとなるでしょう。

Coursebase

Coursebaseは、インストール不要で使えるコースビルダーが付属しており、簡単に自社でコンテンツを作成することができます。またAPIを提供しているため、他の人材系システムと連携させることも可能になっています。まずは30日間の無料トライアルを試してみるといいでしょう。

Teachme Biz

Teachme Bizは、作業工程を明確化するためのマニュアル作成が簡単にできるアプリケーションです。専門的な技術がなくても作成でき、例えばスマホやタブレットで撮影した写真や動画をそのままマニュアルのガイドの内容として追加することができます。事前設定を行わなければなりませんが、自社の社員がオフラインでマニュアルを参照することもできます。さらに、マニュアルを確認するためのQRコードの出力機能もあります。

BIZSTEP

BIZSTEPの特徴は、受講者のプロフィール情報と知識の測定に応じて、個々人に合ったカリキュラムを提供できることです。教育担当の人事担当者にかかる負担を極力減らしてあり、人事担当者は受講者のユーザー登録さえすれば、後は自動で教育を進めることも可能です。管理者機能においては、全ユーザーと自社ユーザーとのテストスコア比較を確認することができるようになっており、社外と比較して自社のユーザーがどこにどのような問題を抱えているのかを確認することもできます。

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まとめ

e-ラーニングの必要性は今後も高まっていくと考えられますが、学習管理システムを用いなければ、中規模や小規模の企業にとって導入のハードルは高いままです。自社に合った学習管理システムを導入して、e-ラーニングの利点を最大限活用していきましょう。

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