運動にも「効率」を取り入れ、 テレワーク中の鈍った心身をリフレッシュ! ~編集長体験企画 第1弾~

tag:
公開日:2020.10.30

予期せぬコロナ禍によって強いられたテレワーク。通勤によるストレスの解放や、移動時間の有効活用、介護、育児との両立などメリットを感じる方も多いのではないでしょうか。その反面、当たり前のように感じていた会社の仲間とのコミュニケーションが減り孤独感や、仕事の評価が見えづらくなる事による不安感に苛まれ、コロナ鬱という言葉を聞く機会も増えてきました。また通勤など移動が無くなる事による運動不足についても問題になっています。

そこでsomu-lier編集部では、これらテレワークにおける心身の悩みを解消すると言われるちょっとした方法を体験し、皆様に有益な情報をお届けしていきたいと思います。初回は「運動不足の解消」からアプローチします。科学的に効率的な運動効果を得られるという事で今話題の高地トレーニング「ハイアルチ」。忙しいビジネスマンでも短時間で効率良く運動する事でどの様な効果が得られるか、実際に体験しながらお話を伺いました。

    ▲長期に渡るテレワークにより身体の重さを実感するsomu-lier編集長の渡邊

テレワークによる運動不足を実感

somu-lier編集部があるソニービズネットワークス株式会社は2020年3月から原則出社が禁止となり、テレワークでの勤務となりました。それにより往復約3時間を要した通勤が無くなり早7ヶ月。自宅に籠もって仕事をする毎日で身体の重さを感じるようになっていました。デスクワークの前後にストレッチなどをするものの、根本的な解決には至らず。そんな折、以前somu-lierでインタビューをした、7人制ラグビー日本代表の元コーチ・小森允紘氏(以下、小森氏)が30分の時短トレーニングができるスタジオをオープンしたと聞き、体験してみることに。

小森氏のインタビュー記事『企業人事経験者の一流ラガーマンに学ぶ!「できて当たり前」な仕事への、静かなプライドと自信』はこちら

「ハイアルチ」とはどんなトレーニングなのか?

「細胞からきたえる、高地トレーニングを日常に」をコンセプトとする「ハイアルチ」は、サッカー、ラグビーなど日本代表選手がコンディション管理に積極的に利用している事から、アスリート界での効果はお墨付きと聞く。

なんとなく耳にしたことはあったものの、アスリートとは無縁のsomu-lier編集部員にとってどんな効果・効能があるのかは全くの未知数・・・。まずはハイアルチ茅ヶ崎スタジオのオーナーとなった小森氏にハイアルチについて伺いました。

渡邊  以前に取材をさせて頂いた際は、ラグビーのコーチをなさっていましたが、何故ハイアルチを運営する事にしたのでしょうか?

小森氏 現在私は、子供向けのラグビースクールを運営していますが、子供たちが通えるような生活の身近に、より効率、効果的に基礎体力を向上させる環境を作る事で、ラグビーに留まらず世界で活躍できる人材を育む事ができるのではないかと思った事がきっかけです。

         ▲「ハイアルチ」について説明する小森氏(画像左)

渡邊  ハイアルチとはどのようなトレーニングなのでしょうか?

小森氏  ハイアルチルームと呼ばれる低酸素室内に設置してある自走式トレッドミルを使って、血中酸素飽和度をコントロールしながら概ね時速6、7kmのウォーキングを行っていただくトレーニングになります。

渡邊  トレーニングの所要時間はどのくらいですか?

小森氏  トレーニング自体は30分です。ただ、ハイアルチルームで行う30分のトレーニングは、通常の環境での2時間分の運動効果が得られます 。

渡邊  それはすごいですね!時間がなかなか取れない方にもおすすめできますね。具体的にはどのような効果が得られるのですか?

小森氏  低酸素環境下で運動すると身体が酸欠状態になります。脳は生命の危機を感じ取り、酸素を多く運べるよう赤血球を増やし、また代謝をつかさどるミトコンドリアが活性化します。その結果、①効率よく酸素を取り入れられるようになり持久力がアップ②乳酸の増加を抑制することで疲れにくい体になる③細胞内で代謝があがり痩せやすい身体、肌のキメが整うといった効果が得られると言われています。

渡邊  なるほど。短時間で運動効果が得られるということはー効率化が得られる。さらには細胞が活性化するとなると脳も活性化し、仕事に対しても良い影響が得られそうですね 。

小森氏  そうですね。運動すること自体に大きなメリットがありますよね。特にウォーキングやジョギングを趣味にする経営者が多いのも、肥満防止や免疫力の向上だけが目的ではなく、決断力・発想力の向上につなげるためと言われていますから。

渡邊  なるほど。身体を動かしてないから、良いアイディアが浮かばなかったんですね(笑)。実際にどのような効果が得られるのか。トレーニングが楽しみです!

実際に体験してみた

       ▲初めてでもトレーナーが丁寧にサポートしてくれるので安心!

<Step1: 健康チェック>

心拍、血圧、SpO2(血中酸素飽和度)を測り、安全確認書に記入。ここでは本日の体調や持病、喫煙者か否かなどの質問事項に答え、しっかりと今の身体の状態をチェックしていきます!心拍、血圧、SpO2が安静時基準値内の数値でない方や持病をお持ちの方、喫煙者の方などはトレーニングをお断りされることもあるそう(※安静時でのSpO2:98)

<Step2: 準備運動 & 全力もも上げ(30秒)

安全確認書の記入後、数値が基準値内で問題がなければ、トレーニングに向けて各自で準備体操などのストレッチをしていきます。そして準備ができたら、ハイアルチルームと言われる低酸素室に入る前に全力もも上げ30秒。その後、SpO2を測ります。(もも上げ後のSpO2:98)。

全力もも上げして息が切れて心拍数が上がっても、SpO2は意外にも全く下がりませんでした。ただ身体を動かすだけでは、身体を酸欠状態にできないことを身をもって体感しました。

<Step3: ハイアルチルームで5分間のならしウォーキング

ハイアルチルームへと入ってみても、低酸素という実感は特別ありません。室温を20℃に設定してあるため、少し涼しいと感じる程度。まずはこの低酸素の環境に身体をならせるため、ルーム内にある自走式トレッドミルを時速7kmに設定して5分間ゆっくりと歩きます。

全力もも上げして息が切れて心拍数が上がっても、SpO2は意外にも全く下がりませんでした。ただ身体を動かすだけでは、身体を酸欠状態にできないことを身をもって体感しました。

<Step4: 5分後にSpO2を測る

歩き始めてから5分後。SpO2を測ってみると、全力もも上げをした時にはSpO2に変化が見られなかったのが嘘のよう!89まで落ちていました。体感的には全力もも上げよりも楽な運動なのですが、数値を見ると全力もも上げよりも身体に負荷をかけられていて、しっかりと運動効果が得られているようです。じんわりと汗をかいてきました。

<Step5: 観察しながら25分間のウォーキング

一般の方向けのトレーニングでは、時速10km以内、SpO2の低下率が15%以内、最大心拍は(220-年齢)までというルールが設けられていました。(アスリートともなるとさらに強度を上げるために、この限りではないそう)。5分毎にトレーナーからの声かけがあり、SpO2を測ります。

前方にあるモニターで心拍や、5分毎に図るSpO2、消費カロリーなどの自分の状態をチェックしながら、徐々に時速10kmまでスピードアップしてみました。身体に負荷をかけすぎるとSpO2が下がっていきます。万が一にも許容値の85を下回ってしまった場合は、トレーナーが速やかに許容値内になるように速度調整、もしくは一旦ハイアルチルームからの退室を促してくれます。トレーナーがしっかりと観察してくれるので、安心してトレーニングを受けられました。

体験後記

細胞が活性化して代謝が上がったからなのか、途中から汗が滝のように流れてきましたね。普段は眠りが浅いようでちょっとした物音や振動で起きてしまうことがあるのですが、体験当日は一度も目覚めることなく熟睡できたことに驚きました。さらに翌日の朝はスッキリと目覚め、頭がクリアになった気がしましたね。その日は朝から仕事がはかどりました(笑)。

トレーニングは平均すると時速5〜6kmのウォーキングを30分行うという内容でしたが、驚くべきは1300kcal以上のカロリー消費という結果!一般的にランニング30分間の消費カロリーが260〜300kcalと言われますので、ハイアルチの効果はおよそ5倍。本当に30分で2時間分のカロリーを消費を達成することができました。

ただ、運動効果には個人差があり、スタジオでは週1回・2ヶ月間以上の継続を推奨していることもあり、このまましばらくハイアルチトレーニングを続けてみようと思います。身体を動かしリフレッシュをすることは心や身体に重要であることを改めて感じられた体験でした。ぜひ皆さんもテレワークで鈍った心身を解消してみてはいかがでしょうか?

 

取材にご協力いただいた企業様

ハイアルチ茅ヶ崎スタジオ

https://www.highalti-chigasaki.com/

JR茅ヶ崎駅北口から徒歩約6分。神奈川県初のハイアルチトレーニングスタジオ。ヨガやピラティスなどのスタジオプログラムも用意され、小中学生に向けたプログラムも提供される。

こちらも読まれています:

この記事が気に入ったら いいね!しよう
somu-lierから最新の情報をお届けします

この記事に関連する記事