オフィスで昼寝もOK!? 生産性向上のための「シエスタ制度」とは

カテゴリ:総務のおいしい話 投稿日: 2018.3.10 tag: , ,

ランチ後の睡魔で業務が進まないという経験は誰にでもあると思いますが、お昼の休憩時間を長く取り、昼寝もOKとする「シエスタ制度」を導入する企業が注目を集めています。短時間の睡眠でリフレッシュすることで、その後の業務の生産性向上をアップさせ、心身ともに健康な業務が可能となります。今回は新たに注目されているシエスタ制度について、導入するメリットと注意点について解説します。

シエスタ制度とは?

シエスタ制度は近年、国内の企業でも導入され始めている制度です。休憩時間を長くすることによって生産性を上げることができる制度として注目が集まっています。はじめに、シエスタ制度がどのような制度であるのかご紹介します。

シエスタ制度の由来

シエスタとは、スペインをはじめとする主にラテン系諸国で慣習的に行われているお昼寝のことを指します。実際にスペインなどの国々では、文化としてシエスタが強く根付いているため、午後2時から午後5時近辺を営業時間外としているお店や企業が多く存在します。このお昼寝の慣習を、日本の企業においても取り入れたのが「シエスタ制度」になります。

シエスタ制度の目的

どうしても眠気が増してしまうのが昼食後。シエスタ制度は、そんな時に押し寄せる眠気に対処しながら仕事するのではなく、あえて昼休みの時間を長く取れるように設定します。その目的は、昼食後にお昼寝やリラックスする時間を取ることで、午後の生産性を高めることにあります。昼時に自由に使える時間を確保するとともに、従業員にその有効活用を促すために、シエスタ「制度」とされています。

シエスタ制度の導入方法

すでに日本にてシエスタ制度を導入している企業では、「午前9時に出勤、午後1時から3時間の休憩を取り、午後8時に退社」としているケースがあります。このように、シエスタ制度と導入する際には、退社時刻を後ろにずらすことで従来と同様に1日の勤務時間を8時間ほど確保することができます。また、シエスタの時間は自由に使えるようにするのが理想的です。昼寝だけでなく、例えばジムの利用や、映画鑑賞などといった気分転換のための手段を用意している企業もあります。なお、シエスタ中には業務を行わないため、従業員数の少ない企業では電話応対に自動音声メッセージを残すなどといった工夫も必要になります。

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レム睡眠とノンレム睡眠

人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があるというのはご存知でしょうか? 一般的にレム睡眠とノンレム睡眠は90分間隔で交互に発生すると言われており、それぞれ異なった性質を持っています。これら2種類の睡眠とお昼寝は、どのように関係しているのでしょうか。

レム睡眠

レム睡眠は、体は休息しているが、脳は活発に活動している状態です。眼球が高速に動いていることからRapid Eye Movementの頭文字をとってREM睡眠と呼ばれています。入眠後最初に現れる睡眠であり、「浅い睡眠」と形容されることもあります。レム睡眠中には、疲労回復や記憶の整理や定着が行われています。

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠は、脳が休息した状態です。レム睡眠とは対照的に急速な眼球運動が起きないためnon-REM睡眠と呼ばれ、「深い眠り」と形容されることもあります。ノンレム睡眠では、脳の休息と共に、壊れた細胞の修復などが行われています。

以上ご覧いただいた通り、睡眠には2種類ありますが、仕事の合間にお昼寝を行う際には、レム睡眠の範囲内で行うことが最適とされています。実際にシエスタの本場スペインでも、実際に寝ている時間は15分~30分程度の範囲内に収まっているそうです。

 

シエスタ制度のメリット

では次に、実際にシエスタ制度を導入することによってどのようなメリットが得られるのかご紹介します。

生産性向上

最初に挙げられるメリットとして、午後の時間帯の生産性が向上するということが挙げられます。適度な睡眠を取ることで頭がすっきりし、リフレッシュした状態で午後の仕事を始めることができるようになります。そのため、集中力や注意力がリセットされた状態で従来よりも全力投球できるようになるため、生産性の向上が見込まれます。

労働時間のフレックス化が可能に

シエスタ制度を導入することで、従業員が自分の働きたい時間帯に働くことが実現しやすくなります。例えば、早く帰りたい日にはシエスタ制度を利用せず従来と同様に1時間程度の昼休憩を行い、早く退社するということが可能です。このように、フレックスタイム制と組み合わせるような形でシエスタ制度を導入することで、働き方の改革を進めることもできます。

従業員の満足度の向上

従業員の仕事に対する満足度を向上させることができるという点も、シエスタ制度を導入するメリットです。どうしても眠くなってしまう時間帯の休憩時間を長く確保するこの制度は、従業員にとってまさに嬉しい制度ですよね。よってシエスタ制度を導入することで、従業員のモチベーションアップも期待できます。

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シエスタ制度の注意点

昼休みの時間を従来よりも大幅に延長することで生産性の向上を図るシエスタ制度は、合理性も高く、メリットばかりに目が行ってしまいがちです。ですが、シエスタ制度を実施するにあたって、いくつか気を付けなければならない点があります。以下、シエスタ制度の注意点をご紹介します。

寝すぎると逆効果に

第一に挙げられる注意点として、シエスタの休憩中に睡眠を取りすぎないようにすることがあります。食後の休憩時に必要以上に寝てしまうと、休憩後に頭がぼんやりしてしまうことや、頭が痛くなってしまうことがあります。後者の現象を説明すると、ノンレム睡眠時に覚醒すると緩んでいた脳内の血管が急激に収縮したり、自律神経が乱れたりすることによって、頭痛が生じることがあると言われています。

退社時刻への配慮

シエスタ制度を導入する際には、従業員の退社時刻が遅くなりすぎないように注意する必要があります。シエスタ制度を導入しつつ業務時間を確保することとなると、退社時刻は従来よりも遅くなってしまいますが、遅くなりすぎると従業員の就寝時刻も遅くなってしまい、仕事に悪影響が出てしまう可能性があります。

 

まとめ

昼食後にどうしても眠くなってしまう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。スペインをはじめとする海外の慣習に倣って、昼食後にお昼寝をする長い休憩時間を設ける制度がシエスタ制度です。シエスタ制度を導入することによって午後の生産性のアップや、従業員のモチベーションアップが期待できます。ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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