【クールビズ特集】オフィスに取り入れたいアイデアから流行アイテムまで

カテゴリ:クローズアップ , インタビュー 投稿日: 2016.7.29 tag:

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バックオフィスにとって、夏のオフィスにおける暑さ対策は重要課題の1つ。社内規定は服装に限らず、職場の冷房の温度設定や稼働時間に至るまで、規定事は多岐にわたります。

政府や世間一般の方針と、社内や業界の慣例、暗黙のドレスコードなど、その間で厳しい選択を迫られる総務部も少なくないはず。そんな夏に向け、今回はオフィスで取り入れられるクールビズのアイデアや、トレンドも考慮したビジネスマン向けのクールビズウエアをご紹介します!

 

そもそもクールビズとは? 日本のビジネスシーンを大きく変えるプロジェクトへと発展

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COOLBIZ専用サイト内「啓発ツールダウンロード」|環境省

平成17年に地球温暖化対策の1つとして導入されたのが「クールビズ(COOLBIZ)」。冷房時の室温28℃の実践とオフィスでの軽装導入を促した動きがこの活動の中心となりました。

365日スーツにネクタイで活動していたサラリーマンたちが、半袖シャツにノーネクタイで働くことを可能にしたクールビズは、多くの方の理解を得ることができ、日本のビジネスシーンに定着しました。

さらに、目に見える地球温暖化対策への取り組みは海外からも注目を浴び、2008年には日本のクールビズを参考にした「クール国連(Cool United Nations)」キャンペーンが行われたほどです。

東日本大震災の影響で、さらなる節電の必要性が高まった2011年からは、「スーパークールビズ」が登場し、盛夏のビジネスシーンにおけるさらなる軽装を認めようという動きが高まりました。(政府のキャンペーンとしてのスーパークールビズは2015年度で終了)

 

環境省がおすすめするオフィスでできるクールビズ

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環境省によると、軽装の他にも、実践することができるアクションがいくつかあるようです。ここでは2つの取り組みをご紹介します。

1つ目は「勤務時間の朝型シフト」です。日中よりも涼しい午前中に仕事をすることで、冷房の使用を抑えることができます。夜の残業を減らす効果も期待できるので、照明などに使用していた電力の節電にもつながります。皆さんの職場でも、仕事の仕方を工夫してみてはいかがでしょうか。」

もう1つは複数の場所でのエアコン使用をやめ、なるべく1つの場所に集まり、エアコンの稼働数を減らす工夫をするという「クールシェア」です。オフィスレイアウトの変更など、バックオフィスが中心に動くことで、導入しやすいクールビズかもしれません。

参考サイト:COOL SHARE

 

クールビズの代名詞、「ノーネクタイ、ノージャケット」に異変!

しかしながら、夏のオフィスにおける最も身近な暑さ対策といえば、やはり「軽装」。

「クールビズ」導入推進に熱心に取り組んでいる百貨店業界は、全国の百貨店が加盟する「日本百貨店協会」を通じて、流行や機能素材等を取り入れたビジネスシーンを涼しく・楽しく・カッコよく過ごす、クールビスファッションの提案を毎年行っています。

今回、東京丸の内にある百貨店、大丸東京店でビジネスウェアを専門に取り扱う「トロージャン」の桂 純さんに、この夏のクールビズスタイルについて、お話を聞いてみました。

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——クールビズのアイテムをお買い求めのお客さまに対し、気にかけている点はありますか?

桂さん:クールビズと言うとジャケットはいらないからと、「替えスラックス」だけを買い求めるお客様がとても多いのですが、そういった中でも夏用のジャケットを探している方には、そのジャケットの素材に合うネクタイを必ずご提案するようにしています。

——今シーズンのトレンド、あるいは新しいスタイル、素材、アイテムなどがあれば教えてください。

桂さん:今年は特にフォーマルなファッションを楽しむ傾向が見られます。夏でもジャケットやネクタイなどをきちんと身につけるスタイルです。涼しげなニットタイや綿素材のネクタイなどを合わせていただくことで、ノーネクタイスタイル以上に涼感を得ることも可能です。

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またどのアイテムでも夏素材として知られる「麻」を使用したものが多いのが特徴です。軽くて涼しげな素材のため、スーツやシャツだけでなく、小物のネクタイにしても、着用感を感じずにお洒落を楽しむことができます。ジャケットやスーツの色目としては、ブルー系のものが多いですね。特に夏場は、明るめのブルーが人気です。

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また、カジュアルシーンによく見られたシャツジャケットは、ビジネスシーンでも対応できる品が増えてきています。軽さ、涼しさ共に適したものではあるのですが、ビジネスシーンにおいて軽薄な印象になってしまうのではと不安を抱える方もいらっしゃると思います。そうした場合は、クラシックな印象の強いボタンが二列に施してあるダブルブレスト仕様のものや、ジャケットとパンツの素材を合わせて着ていただくことで、バランスが良くなります。

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クールビズの魅力は許されたちょっとしたカジュアルさを楽しむこと

 

——ファッションのプロ目線から、クールビズとはいえ、やはりビジネスシーンには向かない、と思うアイテムはどんなものでしょうか?

桂さん:業種にもよると思いますが、衿つきのTシャツ素材のシャツやアロハシャツなどは、認めている官公庁等があるとはいえ、ビジネスに対応するのは難しいと感じます。半袖シャツを着る場合は、夏向けのジャケットを羽織るといったワンクッションが必要ですね。着心地の良さとフォーマルさを求める方には、「ビズポロ」をシャツ代わりに着用するのがオススメです。

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——外回りの多いビジネスマンに、夏のオフィスに戻った際の装いの立て直しに関して、何かアドバイスはありませんか?

桂さん:クールビズ期間は特に、肌着を着ずにワイシャツを直接着る方も多いと思いますが、吸汗速乾などの機能素材の肌着を必ず着用し、必要に応じて外出後に肌着を着替えることをお勧めしています。Yシャツの着替えを持ち歩くより手軽ですし、肌着を替えるだけで身なりを整えることが可能です。また風通しのいい上着を選ぶといったアイテム選びでも、ずいぶん変わってくると思います。

——最後に読者に向けて一言お願いします。

桂さん:クールビズの魅力の1つは、ビジネスシーンで許されたちょっとしたカジュアルさを楽しむことだと考えています。涼感ファッションを楽しんでください!

——ありがとうございました!

 

まとめ

クールビズの取り組みは、小さなことの積み重ねですが、確実に本来の目的であるCO2の削減につながっています。

環境省のクールビズウェブサイトでは、「クールビズ啓蒙ポスター」や「ロゴマーク」がダウンロード可能です。こうした目に見えるサインを、オフィスの要所要所で導入することは、バックオフィスが率先して行える活動ではないでしょうか。

夏は、涼しく過ごすために自ら色々と工夫をしなければならないため、どうしても面倒くさくなってしまいがち。さらにスイッチ1つで涼感が得られる時代なので誘惑に負けてしまう方も多いのが現実ですが、ファッションを楽しみながら、クールビズに取り組んでいきたいですね。

参考サイト:クールビズウェブサイト

*somu-lier(ソムリエ)では書き手を募集しています。

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