労働者派遣法

用語説明

労働者派遣事業の適切な運営を確保するとともに、派遣労働者の保護を図ることで、派遣労働者の雇用の安定や福祉の増進に資することを目的として定められた法律。

 

解説

正式名称は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」といいます。

労働者派遣は、労働契約上の雇用主(派遣元)と業務の指揮命令を行う者(派遣先)が異なることから、雇用主責任が不明確になりがちであるという課題があります。また、派遣労働者は正社員と比べて賃金水準が低いことや、正社員の職に就けずに不本意ながら派遣労働者として働いている人の割合が高いことも課題となっています。

労働者派遣法は、このような課題を解消することを目指し、派遣元企業・派遣先企業について様々な責務を定めています。

また、労働者派遣法は2015年に改正され、派遣労働という働き方は臨時的・一時的なものであることを原則とするという考え方のもと、常用代替を防止するとともに、派遣労働者のより一層の雇用の安定やキャリアアップが図られています。

労働者派遣法の概要や、派遣労働者を受け入れるにあたって企業に求められる対応については下記の記事で解説していますので、参照してください。

・徹底解説! 労働者派遣法

https://www.somu-lier.jp/goodstory/worker-dispatching-act/

総務用語集
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